物事の始まり、なんにでもなれる!
物事には何でも始まり、始点があります。
まさに【0.愚者】はなんにでもなれる、どんな形にも変われるという無限の可能性を意味し今後の大きな期待や希望を表しています。
主人公【愚者】は良いお天気の中、目の前は崖だよと警告してくれている犬の知らせにも目もくれず歩みを進めています。遠くには高くそびえる山々。今の愚者には、その山々もまた目の前の崖も大した障害ではないのでしょうか。まるで『どうにかなるさ!』と言わんばかりにそれらに怯えることなく自由で縛られない価値観を表し、楽しんでいるようにさえ見えます。
タロットカードでは正位置と逆位置、また場面やお悩みによって意味が大きく変わることがあります。
逆位置だから単純に正位置の逆の意味!とは限らないときもあります。インスピレーションを働かせながら読み込んでいきましょう!
恋愛
【正位置】新しい出会い、軽い出会い、軽いノリ、明るい出会い、自然体、表現力、自由な恋愛
始まり自体を表す場合もありますから、恋の始まりとか初恋なども意味としては成り立ちます。シーンとしては明るく、未熟、少し子どもっぽく軽いノリの恋と言えるでしょう。
【逆位置】遊び、二股、浮気、ナンパ、ダメンズ、決断できない
大まかにいうと優柔不断さを表します。お金や異性関係にだらしない人だったり、深く考えずに行動していることが想像できます。誰かとの恋愛を占うときはこのカードが出た場合慎重になった方がよいでしょう。
仕事
【正位置】フリーランス、フリーター、自由な表現や発想、転職、違う仕事をする、ジャンルにこだわらない
職業について占っているときにこのカードが出たらしばらくアルバイトなどで過ごすのもよいといえるでしょう。自由な発想が吉と出ることがあるかもしれません。
【逆位置】無責任、きりのない残業、無気力、だらだらと仕事をする
てきぱきと仕事をこなす、というのとは程遠く無責任で人任せな状態と言えるでしょう。頼りないので人からの信用も底辺かもしれません。
その他
【正位置】我が道を行く、楽観的、偶然、空白、気まま、出発、夢見がち
基本的に少しほわっとした雰囲気ですね。責任問題などより楽しいことが優先だったり、軽いノリを重視する傾向です。
【逆位置】安直、期待外れ、ムシがいい、都合がよい、協調性がない、いい加減、楽な方へ、現実逃避
正位置よりも無責任さが増しているように思います。
0.愚者まとめ
まだまだ未熟で子どもっぽさがあり、楽しさであふれワクワクしている状態です。責任問題とか深刻さなどからは程遠く好奇心旺盛です。
新しく出会った異性について占っていてこのカードが出たときは、お相手もあなたとの出会いにワクワク感を感じて楽しんではいるけど、未来についてはまだ深くは考えていないかもしれませんね。と読むと自然なストーリーになるかと思います。
ただし、決して悲観的になる必要はなく、あなたとの出会いに対して未知数の期待を持っていますよということも同時にお伝えしてあげましょう。
次は【1.魔術師】についてお伝えしていきます。