G-Y63CCMQ7LP 8.力~本質 | ポロンの0から学ぶタロットカード

8.力~本質

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明るい黄色の背景の中にそびえる高い山と緑の森、大地に立つのは優しそうな女性と獰猛なライオン。自分の体ほど大きく凶暴にも見えるそのライオンの顎に手を添え手なずけている姿から、ひとくちに力と言っても腕力や立場からなる権力だけを表すものではないことがわかります。

ライオンは本能的な欲求や怒り、強い負の感情を表します。白い服の女性の頭には【1.魔術師】と同じ∞を表すマークがついていて、ライオンがあらわす負の感情をうまく受け入れなだめる精神的な強さを表しています。そのことから力任せに人を動かすのではなく、相手を理解し心を満たすべきということや事実や現状を受け入れると解釈してもよいでしょう。

恋愛

【正位置】絆、時間をかけて実る、強い意思、思いやりのある人、忍耐のある人、誠実さ、信頼関係、コントロールする

精神的に安定している状態と言えるでしょう。力でねじ伏せるというよりも熱意をもって時間をかけて誠実に向き合う関係を表したり、人の考えそのものを表します。

【逆位置】手に負えない、投げ出したい、顔色をうかがう、理性的ではない、流される、迷う、あきらめる、告白できない

相手の出方を悪だくみに使うしたたかさなども表現します。精神状態や関係性を表すときに出たら不安定な関係、バランスに偏りがある関係などを表す場合が多くなります。また感情に流されてしまい誠実さを失っていることも表現します。

仕事

【正位置】目標を達成する、良い相手やパートナー、成し遂げる、やり遂げる、長期安定、根気、若い

理性的に目標を達成したり、力や権力を遣わず安定的に良い結果に結びつける状態だと言えるでしょう。その商談や仕事が円滑に進んでいく様子や相手を表すカードになります。

【逆位置】早期離職、課題が多い、協調性がない、空回り、根気がない、続かない

力づくで成功に導こうとやっきになったり、投げ出す様子を表現しています。気持ち的にも逃げ腰だったりやる気がなかったりします。うまく自分を表現できず相手のペースに飲み込まれうまくいかないことを表現します。

その他

【正位置】協力関係、信頼関係、頼りがいがある、大人な行動、尊敬できる、自制心、知恵、正念場

慎重な行動が必要な時や猛獣のように力強い人と関わらなければいけないときそのものを表すこともあります。挑戦している状態ではありますが丁寧に誠実に進めていくようにしましょう。粘り強さや精神力が必要ですが、落ち着いて対応していけば道は開けてくる状況です。

【逆位置】自己中心、身勝手、ご機嫌取り、逃げ腰、独りよがり、ねじ伏せられる

まず意欲がなく、投げやりで一言で表現するならやる気のない状態です。それまでやる気があったものが急に逃げ腰になることもあります。アドバイスカードで出た場合には改めて立ち止まり自分がどうしたいのか、相手をリスペクトできているか見返してみましょう。

8.力まとめ

【力】と言ってもこのカードは腕力や権力を表しているものではありません。したたかにも思えますが、北風と太陽のように力を使わなくとも人の行動や感情を動かすことはできる、それと同じような視点から物事を見られるということを教えてくれるカードかもしれません。

手なずけるともいえるかもしれませんが、深い愛情と誠意の表れであり決して計算高く相手を陥れるもの、ではありません。

次は【9.隠者】についてお伝えしていきます。

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