若さと自信にあふれた無から有を生み出す力
力強く棍棒を振り上げ掲げる若い男性。テーブルの上には宇宙を構成する4つの要素を並べて、自分の能力を自信あふれる表情でアピールしています。
彼はそれらの要素を自由に操る力を持ちその力をもってどんなものでも生み出せることから、力強く物事を進めていく時を表しているといわれています。
テーブルの上に並べられた【ワンド（棍棒）】【ペンタクル（金貨）】【ソード（剣）】【カップ（聖杯）】はのちに説明する小アルカナのスート（記号）です。
万物を構成する基本的要素である【火、地、風、水】に置き換えられ人間を突き動かす4つの動機を表しているといわれています。
タロットカードでは正位置と逆位置、また場面やお悩みによって意味が大きく変わることがあります。
逆位置だから単純に正位置の逆の意味！とは限らないときもあります。インスピレーションを働かせながら読み込んでいきましょう！
恋愛
【正位置】スタート、積極的にアプローチしよう、チャンス、うまくいくとき、行動すべき時、行動したい気持ち、新しい出会い、自信をもって挑むべき
積極的に行動することや恋の始まり、出会いを表すことが多いです。明るく自信にあふれた前向きな状態と言えるでしょう。アプローチに向いている時期であり、またその行動が吉と出ることが多いと状態と言えるでしょう。積極的に動きましょう。
【逆位置】もう一度考え直すべき時、理解してもらえない、順調に進まない、別のやり方を考えて
正位置とは逆に一度立ち止まり、行動の仕方を考えたり、その動きたいと思う気持ち自体を考え直したりした方がよいと知らせてくれている場合が多いでしょう。無理に動いてもよい結果を得られない可能性が高く慎重になるべきということになります。いま一度立ち止まり経緯を振り返ってみましょう。
仕事
【正位置】成果につながる、技術が生かせる、センスが光る、ひらめく、駆使できる、コミュニケーションがうまくいく
持ち前のセンスや技術が生かせ、成功に向かうでしょう。事前に計画を立て無理なく進めていけばうまくいくでしょう。
【逆位置】やる気が出ない、熱意がわかない、スランプ、計画が滞る
準備はできていたか、技術は十分だったかいま一度見直すときと受け止められるでしょう。無理に勢い任せに勧めてしまうとさらに良くない状況に陥りそうです。立ち止まるべき時だと受け止めましょう。
その他
【正位置】行動が伴っているか、説得して、理解を得る努力を、まず一歩を、やりたいと思うことをしてみて、新しいことを始めよう
とても前向きな気持ちや行動をできる時、していい時ということを表しています。絵柄に勢いのある若い男性が描かれているように熟練の落ち着いたという状況よりも勢いやスピード感を表すことが多いと考えられるでしょう
【逆位置】機能していない、自信を失う出来事や経験、恐れすぎずに行動を、強い意志をもって、迷いがある
自身がなく行動するのを躊躇している様子を表すことがあります。まだ経験が多くなく、しり込みしてしまっている様子が見えます。慎重さが必要な時はありますが、一気に物事を勧めなければいけないときもあります。石橋をたたきすぎてしまわないようにしましょう。
1.魔術師まとめ
多くのアイテムを目の前に意気揚々と行動したい気持ちが現れています。『僕にはいろんな手段があるんだ！』と自信満々。手段を択ばない勢いも感じるカードです。
自分に自信もあり、同時に周りの人たちにもその魅力は十分に伝わっていて説得力もあるといえるでしょう。
恋愛について悩んだ時にこのカードが出たら、怖気ずくことなくアタックしましょう！迷っている時間は逆に状況に変化を与えてしまいます。行動する方がスムーズな展開が期待できそうです。
転職で職種を迷っているときにこのカードが出たら、創造力に重点を当てた仕事がよいでしょう。華やかさや表現力などを生かせる仕事が向いているとお伝えしていくとよいでしょう。
次は【2．女教皇】についてお伝えしていきます。
