古の遊びが占いに??
タロットカードの歴史ははっきりと記録が残っているわけではありません。
多くの起源が言い伝えられているのですがカードゲーム、いわゆるトランプのような遊戯として使われていたのが発祥ではないかと言われることが多いように思います。
【占い用のカードを作ろう!】という発想でスタートしたわけではないということですね。
貴族たちの遊戯用のカードからの発展という説が多く、古くは13世紀あたりが起源ではないか?と言われる記録が残っているようですが、思想そのものはもっと古くに作られたものを軸としている説もありはっきりとしたものは見つかっていません。
ただ、多くの人の手の中で温められたものが人と時代を渡り歩き、何千年もたった今でも占いとして利用されているなんてとても神秘的ではないですか?
そこは私がタロットに魅了された部分でもあります。
重要な思想【カバラ】とは?
タロットカードを語るに大切な【カバラ】という言葉がありますが、ご存じでしょうか?
これはヘブライ語で、日本語に訳すと【伝承/伝統】という意味のようで、ユダヤ教神秘主義思想という神智学だと言われています。今広く普及しているウエイト版タロットカードにはその思想が強く織り込まれているようです。
セフィロトの樹(生命の樹)からめぐる力が宇宙そのものを形成しているという思想があり、多くの指導者たちに語り継がれ影響を与えてきたとも言われています。
これらの存在はタロットカードに限らず多くの思想の軸となり、またほかの占いにも強い影響を与えてきたようです。
歴史を知ることがリーディングに何か影響するかといえばそこははっきり言えませんが、過去タロットカードの作成に携わった方々がどういう思いをもっていたのかを垣間見ることはできるかもしれません。
重要視しすぎる必要はありませんが、このカードと占いというツールは何千年も昔から人々を魅了しながらかつ神秘的に輝き続けてきたんだなと思うと改めてその魅力には一見の価値があると感じます。